Nikon 14mm F2.8 の特許 [光学技術・レンズ設計]
ニコンが新しい14mmF2.8レンズの特許を出願しています。 単なる超広角レンズと思うことなかれ、パンケーキ広角レンズです。
パテント公開番号2009-258157によると次のようなことが書かれています。
- 焦点距離f=14.26mm
- 明るさF=2.83
- フロント側のレンズ前面から、撮像素子までの長さ31.51mm
- AFはリアフォーカス式
- 非球面
- 特許文献中で以下の採用を示唆
- 第2レンズ群で手振れ補正
- 回折光学素子
- 屈折率分布型(GRIN)レンズ
- ナノクリスタルコート
技術的には当ブログで取り上げたNikon AF-S DX Nikkor 35mm F1.8Gと似ていますね。 素人目ですが光学系がそっくりです。 また、35mmF1.8はAPS-Cですからあの大きさです。 14mmF2.8はより小さな撮像素子向けに設計されたので、より小さくパンケーキと呼ぶに相応しいレンズになっています。 ニコンの新しいカメラシステムも発表が楽しみですね。
MFTSのOlympus E-P1は奥行き35.0mmです。 フランジバックが約20mmですから、CCDやCMOSより後ろは、基板やD-LCD等の厚みにより約15mm必要であると言えます。 そこから計算すると、NikonカメラボディにNikkor14mmF2.8レンズを取付けた状態での奥行きは約46.5mm(31.51+15)となります。 偶然かなこの46.5mmという数値は、ニコンFマウントのフランジバック46.5mmと等しいのです。 ニコンがシャレでレンズを設計するとは予想だにしませんでした。
- ニコソ社員「ご覧下さい。この新しいカメラはレンズを取付けた状態で、レンズを装着していないリトルニコンEMと、全く同じ厚みなのです。」
- アサ匕カメラ記者「寸分違わぬ、ですか?」
- ニコソ社員「弊社グループで測定業務を行っていることはご存知でしょう。マイクロ単位で一致しています。」
因みにOlympus E-P1やPanasonic GF1に、M.ZUIKO17mmF2.8やG20mmF1.7を装着しても、約60mm程になってしまいます。 Sigma DP1でさえ奥行きは50.3mmです。 更にレンズフードを取付けますからSigmaもOlympusもPanasonicも変わらない大きさ(誤差の範疇)になるんですよね。 一方、Leicaは今回だけは一枚上手だったようで、フードを取付けられない設計を行ったみたいです。 X1のカタログ値は奥行き32mmですが、レンズが出っ張っているので実際には沈胴状態で奥行き49mm(推測)程です。
- Nikon次世代カメラシステム
- 40mm F2.8, 60mm F3.8(換算100mm, 150mm)
- 10-105mm F2.8-4.5(換算28-300mm)
- 32mmF1.2(ライカ判換算80mm)
- 18mmF1.4(ライカ判換算45mm)
- 14mmF2.8(ライカ判換算35mm)
- 回折光学素子
- 他多数の特許有り?
- Nikon 国内最高レベルの測定精度を実現する校正業務開始について
- 大型イメージャーを搭載したコンデジの各種仕様









ニコンもパンケーキに興味あるんですね。
特許を読むのはなかなか大変ですが、新機種の動向を見るには良い資料ですね。
by かいつぶりん (2009-11-23 21:54)
ご訪問有難う御座いました。
これは高価なレンズなんでしょうね。
仕事ではニコンを使っています。
by mitu (2009-11-24 20:32)
先日はご訪問並びにコメントありがとうございました。
パンケーキで広角レンズですか…ニコンも頑張りますね。
高価なんだろうなとは思いつつ、非常に惹かれます。
by match (2009-11-24 21:27)
> かいつぶりんさん
なんだか特許を見るのが日課になってしまっています。
> mituさん
レンズ交換式コンパクトカメラということなので、安価なのでは、と予想しております。
ポケットマネーで、機材の片隅に加えては如何でしょうか。
> matchさん
ニコンの一眼レフには使えないので…。
仮に発売されたら、ちょっと混乱を招かないか心配ですね。
皆様、コメント&nice!ありがとうございました。
by えがみ (2009-11-25 01:16)
手振れ補正付き・広角単焦点
こんなレンズは夢の世界かと思っていました。
by たか (2009-11-25 19:47)
> たかさん
コメントありがとうございます!
技術の進歩は凄いですよね。
夢が次から次へと現実になってきます。
by えがみ (2009-11-27 00:24)