Nikon ミラーアップ対応ハーフミラー採用の一眼レフに関する特許 [光学技術全般]
ニコンが透過ミラーを採用する一眼レフに関する特許を出願中です。 従来のペリクルミラー採用機とは異なりミラーアップ可能としたことで、ペリクルミラーによる画質低下を防ぐことも出来ます。 ニコンの次世代カメラシステムはミラーレスとは少し違い、光学ファインダーとライブビューを適宜切り替えて使うシステムになるのかもしれません。
| mirror down and opens the finder eye piece | mirror up and closes the finder eye piece |
|---|---|
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- 特許公開番号2011-28177
- 公開日 2011/02/10
- 出願日 2009/07/29
- ハーフミラーを採用
- 分割された光の一部は光学ファインダーへ向かう
- もう一部は撮像素子へ向かう
- ゴースト像が画質劣化を招く
- 単写モード
- 構図決め等は光学ファインダーで行う
- ハーフミラーである為、背面LCDによるライブビューも可能
- 撮影時
- ハーフミラーが跳ね上がる
- ファインダーアイピースが閉じ、逆入射を防ぐ
- 連写モード
- 構図決め等は光学ファインダーで行う
- ハーフミラーである為、背面LCDによるライブビューも可能
- 撮影時
- ハーフミラーがそのままの状態で撮影
- ハーフミラーによる画質低下は画処理で回復
- 連写中も光学ファインダーを使用可能
- 動画モード1
- ハーフミラーが跳ね上がる
- ファインダーアイピースが閉じる
- 背面LCDによるライブビュー
- 焦点検出機能付の撮像素子により、動画中もAF
- 動画モード2
- ハーフミラーはそのまま
- 構図決め等は光学ファインダーで行う
- 背面LCDによるライブビューも可能
- 焦点検出機能付の撮像素子により、動画中もAF
- ハーフミラーによる画質低下は画処理で回復
- 動画撮影中も光学ファインダーを使用可能
透過ミラーを採用したデジタル一眼と言えば、Sony α55/33が有名ですね。 Nikonとはどのように違うのでしょうか。 簡単にまとめると次の表のようになりますが、両社に共通する最大のメリットは、従来の一眼レフ用レンズがそのまま使える点と、動画中でもAF可能な点でしょうか。
| Nikon方式 | Sony方式 | |
|---|---|---|
| ミラーアップ | 必要に応じて行う | 不可 |
| 構図確認 | 光学ビューファインダーと背面LCD | 電子ビューファインダーと背面LCD |
| 動画中AF | 可能 | 可能 |
| 透過ミラーの用途 | 光学ファインダーによる構図確認 | 位相差AF |
| 透過ミラーによる画質低下 | 画処理で対処、ミラーアップすれば影響無し | 公式コメントによると影響は少ない |
| 透過ミラーによるファインダー像 | 暗くなる | ゲインアップで対処 |
| 筐体 | 従来の一眼レフと変わらない可能性 | ミラーレス並の軽量コンパクトボディ |
もうお気付きかと思いますがNikonのパテントは、Fujifilm F300EXR等に採用されているAF可能なイメージャーと、透過ミラーを採用しただけの一眼レフです。 静止画で単写しか行わないなら、メリットはありません。 しかし違いは、連写と動画時にハッキリと現れます。
従来のデジタル一眼レフは動画モードではライブビューしか使えませんが、Nikonの新方式は動画中も光学ファインダーを使えます。 これをメリットと考えるか、無意味と考えるか、でしょうか。 Sonyにはそもそも光学ファインダーがありません。 画質と光学ファインダーに拘るならニコン、それ以外ならソニー、と言えるでしょう。
日本語ページはこちら(Japanese page is here.)
Nikon applied for a patent about a DSLR which adopted a half-mirror with a mirror-up function. This method prevents a picture fall by a half-mirror.
- Patent Publication No. 2011-28177
- published 2011/02/10
- filled 2009/07/29
- The half-mirror
- The part of divided light is for the OVF
- The another light is for the imager
- It generates ghosts
- The mode of single capture
- The photographer decides composition in OVF or back-LCD
- At the exposure
- The mirror is up
- It closes the finder eye piece to prevent the reverse incidence
- The mode of continuous capture
- The photographer decides composition in OVF or back-LCD
- At the exposure
- The mirror is not up
- The half-mirror decreases a picture quality
- It revives a picture quality by image processing
- The photographer can use the OVF for the whole continuous capture
- The mode of movie type1
- The mirror is up
- It closes the finder eye piece to prevent the reverse incidence
- The photographer decides composition in back-LCD only
- The photographer can use the function of AF for the whole movie capture
- The mode of movie type2
- The mirror is not up
- The photographer decides composition in OVF or back-LCD
- The photographer can use the function of AF for the whole movie capture
- The half-mirror decreases a picture quality
- It revives a picture quality by image processing
- The photographer can use the OVF for the whole continuous capture
Sony alpha55 or 33 are famous for the camera which adopted the half mirror. I gathered it up on the next list how it was different from Nikon's patent.
| Nikon method | Sony method | |
|---|---|---|
| mirror up | Yes | No |
| how photographer confirms composition | OVF or back-LCD | EVF or back-LCD |
| AF whole movie | Yes | Yes |
| A use of the half mirror | confirms composition by OVF | a phase difference AF |
| a picture quality by half mirror | revives by image processing | a little influence |
| the finder images | It is dark | revives by gain up |
| a body size | It is the same as conventional DSLR | The small size that it is equal to mirrorless |
You will be already aware. This is the common DSLR which adopted a half mirror and an imager which adopted a phase difference AF. This merit is only OVF whole the movie capture.









ファインダー用の液晶は可動式なのかな?
これだとペンタ部が大きくなりそうですね。
by でいぶさん (2011-02-12 08:48)
連写中の逆入射対策はどうするんでしょ?あとEVFとの記載はありませんね。
by inNY (2011-02-12 09:13)
CMOSセンサーに埋め込まれるAFが良ければ最強でしょうね。
ソニーの方式だと連写中のファインダーがパラパラ漫画みたいに
なってしまうのが気になります。
by s_take (2011-02-12 14:44)
なんか、だんだんカメラじゃ
なくなる感じですね。
by こうちゃん (2011-02-12 17:14)
電子ビューファインダーの性能が、有機EL等の使用で肉眼を超える時、この技術は必要なくなってしまうかもしれませんね。
過去に縛られているNikon、キャノンと縛られていないソニー、パナソニックで考えている事が違うように思います。
いつの間にかカメラそのものが変わってしまい、従来のカメラは、今のフイルムカメラのようにクラシックなポジションになってしまうのかもしれませんね。CP+で発表のソニーの新型の出来が、今後を占いそうですね。
by mphoto (2011-02-12 17:54)
カメラに搭載される動画機能が変化期を迎えつつある気がします。
撮る側は一体何を撮りたいのか、どんなスタイルで撮りたいのか
かなりしっかり考えていないと、
各メーカーの新製品に踊らされて目が回ってしまいそうです。
by コリンママ (2011-02-12 21:12)
動画機能に期待大ですが、最長で10分は短い!
せめて29分?!にはして欲しいです。
by begenn (2011-02-13 09:06)
> でいぶさん さん
仰る通り、ファインダーは大きくなりがちなので、技術的にちょっと厳しいかもしれませんね。
フルサイズで100%なんかにしたら大変です。
> inNY さん
Panasonicのように赤外線センサーを付けて、顔を離したら、アイピースシャッタを閉じる
とやってくれれば問題無いと思いますが、特許等に問題がある可能性はありますね。
> s_take さん
そうでしたか、それは少し使い難そうですが、画処理が間に合わないのかもしれませんね。
Sony方式でも半導体の進歩で何とかなりそうな気がするのですが…。
> こうちゃん さん
いやはや、写真さえ撮れればカメラということで認めてやって下さい(^^;
> mphoto さん
そうですね、時として我々の予想より技術の進化が早い場合がありますから。
撮影行為を楽しむカメラ、記録を残すカメラ、と二極化が進む可能性も勿論あるわけですが、最終的に選ぶのは消費者だと思います。
> コリンママ さん
新製品が出たら買わなければいけない、モデルチェンジしたら買い換えないといけない…
そんなことは無いんですよね、手元のカメラが使えなくなるわけではありませんから。
> begenn さん
最近のNikonの特許を見ると、熱対策に関する出願が多いです。
研究開発のおかげもあってか、D7000では20分にまで引き伸ばすことに成功したようです。
by えがみ (2011-02-13 22:36)
こんにちは~!(^^)!
歴史を振り返れば、ニコンの製品は先駆的な場合と、じっくりな場合がうまくスパイラルを作っているような気がします。
前者ではニコンF5のRGB測光がそうでしたし、後者ではニコンFの発売そのものがじっくり派でした。
ニコンにはいつも期待しています。
by グッドバランス (2011-02-14 23:12)
> グッドバランス さん
前者後者の場合に限らず、使い物になるところがNikonならではですよね。
しかしご提示された例は、煮詰めて製品化したもの。
今回の特許は製品としては煮込み不足な気がします。
by えがみ (2011-02-15 00:04)
特定の周波数だけを反射させる特殊な光線を開発して、この光線にミラーの役目あたえ現行のデジタル一眼レフのように使えたら、と思います。
また、ミラーレスなら光を80%透過するセンサも開発してほしいですね。こうなればレンズ→センサ→ミラーの順になりファインダー像がブラックアウトすることがありません。
by MM (2011-03-11 11:03)
> MM さん
光を透過するイメージャーなら透明電極を使えば実現出来そうですね。
20%しか受光出来ないとなると感度が現実的ではないので、80%をイメージャーで吸収、透過した残り20%をミラーで使用といったところでしょうか。。
by えがみ (2011-03-12 22:23)