Nikon 生体検出によってカメラの設定を自動変更する特許 [画像処理・ソフトウェア技術]
ニコンが生体検出装置から撮影者の心情変化を取得し、カメラの設定を自動変更する技術に関する特許を出願中です。 興奮や疲労状態にあっても、失敗することなく写真を撮影出来るようになるかもしれませんね。

特許文献、及び要約・自己解釈
- 特許公開番号 2011-138044
- 公開日 2011.7.14
- 出願日 2009.12.28
- 生体検出装置を備え、撮影者の心情変化を取得する
- 生体検出装置は複数の電極を有する
- 心拍数 血圧 血流量 血圧 発汗 体温等を取得する
- ズームリングやフォーカスリングに、圧力センサを設ける
- カメラ本体の右手で触る部分に、体調管理センサを設ける
- 撮影地や季節によって判定基準を変える
- 片手のみからも検出
- 撮影者が興奮状態や疲労状態にある場合に設定変更する
- 確実に画像を確認させる為、ライブビューモードにする
- オートモードにする
- 手振れし易くなる為、シャッター速度を高速側に設定する。動画では高速フレームレートにする
- 4~6秒程度のバックアップ動画を撮影しておくことで、シャッターチャンスを逃しても無問題。動画から静止画を切り出せば静止画としても使える
- 予め撮影準備をしておくことで、レリーズした時に直ぐに撮影出来る
- 撮影情報に撮影者の健康状態を残し、後で検索し易くする
被写体認識から撮影者認識へ
最近は顔認識やスマイルシャッター等、被写体の変化に対応した技術が増えていますね。 ニコンの特許は撮影者の健康・体調状態を検知して何かを自動で行おうというものです。 ミノルタのxiシリーズを思い出しますが、大きなお世話といったところでしょうか。
具体的な事例として、ニコンはイベント等での使用を挙げています。 司会者の発言が終わった後にシャッターが一斉に切られることが多い。 だからマイクの音声入力に変化があるし、撮影者もシャッタチャンスを狙おうと僅かに気分が高揚するでしょう。 その変化を検知出来れば、撮影者の油断等でシャッタが切られなくても、カメラが自動判断して動画撮影してくれるので、後で静止画を切り出せば事なきを得るわけです。 他には運動会等です。 撮影と応援を同時に行うと、落ち着いて撮影出来なくなるかもしれません。
バージョンアップするソフトとコストダウンされるハード

ファインダー横に赤外線アイセンサー
赤外線アイセンサーも一種の生体センサです。 EVF自動消灯や、EVF/Back-LCDのシームレスな切り替え等、利便性の高い機能でしたが、Panasonic G3では省略されてしまいました。 ハードウェアの完成度は、G1かGHシリーズが一番です。
被写体の変化を検知するにはライブビュー画像から画処理を行えば良いので、原価に影響はありません。 勿論、ソフトウェアの開発費が必要ですが、売れば売るほど一台当たりの開発費が安く済みます。 ところが撮影者の認識となると、あれこれセンサーを付けなければなりませんから、部品コストに直結します。 価格競争に負けない程度の部品代や組立代、そして製品の機能として付加価値を訴求出来るかが、本格的なプロジェクトを開始するかどうかの指標になりそうですね。







これまた凄い技術ですね~
とても使ってみたくなる技術です (^^
by レイリー (2011-07-18 14:02)
女房に隠れて高価なカメラを購入しても、これを掴まされてバレるんでしょうなぁ。「ううっ、私が買いました」なんてね。この機能、早く言えば、嘘発見器と同じですよね。
生態検出でDNAを確認して、本人確認ができるようになれば、盗難防止に役立つと思うけど、手に汗を握る撮影で、カメラに、たしなめられるとは、なんか使い勝手が悪そう。
by 良吉 (2011-07-18 15:18)
なんか人間臭さが少なくなっていきますね。
by こうちゃん (2011-07-18 16:26)
医療技術とかに応用できればよいなって思いましたが
もう使われているのでしょうか?
by ナビパ (2011-07-18 16:55)
その内にカメラが撮影者を採点する機能とか付いたりして^^;
流し撮りの練習モードとかあったら面白いかもしれないですね。
by s_take (2011-07-18 17:33)
ちょっと機械に挑戦(対抗)してみたくなる技術ですね。
面白いような面白味にかけるような・・心情が表れてこその
写心だとも思います。
失敗を少なくする技術は思いがけない方向からアプローチされて
くるものですね(^-^;
by ぱぱくま (2011-07-18 19:06)
カメラに心情を読まれちゃうんですね。
何事にも動じない心でこのシステムに挑戦してみたくなります。
by コリンママ (2011-07-18 22:35)
> レイリー さん
いらないよ、こんなの、と思いましたが、成る程、使ってみないとその良さは分からないですね。
> 良吉 さん
鋭いですね。仰る通り、嘘発見器と同じです。
わざわざカメラのこの機能を使わずとも、最初から嘘発見器を使えば良さそうな…
> こうちゃん さん
撮影者を高度にサポートしてくれるロボットみたいなもんでしょうか。
> ナビパ さん
う~ん、どうなんでしょう。
> s_take さん
画像を投稿すると採点してくれるサービスはあるみたいですね。
但し写真の良し悪しではなく、画質的に整っているかを基準にしているみたいです。
> ぱぱくま さん
確かに挑戦のしがいがありますね。
設定を勝手に変えられたら、撮影者の負けですね。
> コリンママ さん
ポーカーフェースですね。
おっと、ポーカーマインドでしたか。
by えがみ (2011-07-19 00:09)
興奮や疲労状態にあっても、失敗することなく...
先日の登山の時に欲しかった!(笑)
by begenn (2011-07-19 06:24)
こんにちは~
ちょっと仕事が立て込んでしまい、ご訪問のご無礼、お許しください。
さて、興味深い記事ですね!
実際、とんでもなく素晴らしい被写体にあったとき。
手がぶるぶるでシャッターが切れない時がありますよね。
これは、実践的で欲しい機能です!
by グッドバランス (2011-07-19 21:50)
技術革新は止まるべきでは無いですよね。開発する人もすごいけど、発想する人もすごい。
最初のAFも両優先AEも、その前の時代から写真撮ってる人からは
邪道であるかのように言われましたが、今や当たり前。
使いこなすのは結局人間ですよね。
by sira (2011-07-19 23:01)
> グッドバランス さん
今まではプロもアマも問わず失敗写真をなくす技術でしたが、今後は撮影者の健康状態にまで踏み込んでいくのですね。
確かに常に万全というのは難しいです。
> sira さん
仰る通りです。こんな機能は不要と言われつつも、受け入れられていく。
デジタルズーム、HDR合成、動画、3D、超解像…
淘汰されるものもあるかもしれませんが…
by えがみ (2011-07-20 01:03)
そのうち、頭に括り付けるようなスタイルに変わったりして。
by penny (2011-07-20 11:42)
> penny さん
う”… それはいやだなぁ(笑
by えがみ (2011-07-24 01:17)