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Ricoh 23mm F2.5 APS-Cミラーレスの特許 [光学技術・レンズ設計]

リコー23mm F2.527mm F1.9特許を出願中です。 APS-Cミラーレスに対応し、35mm判換算でそれぞれ35mm40mm相当の画角になります。 次期GR Digital或いはGXR、更にはペンタックスブランド等への展開が期待出来そうですね。

【追記】後日、リコーGR(18.3mm F2.8)が発表されました。

Ricoh GR Lens 23mm F2.5

patent: 23mm f/2.5 (換算35mm)

Ricoh GR Lens 27mm F1.9

patent: 27mm f/1.9 (換算40mm)

特許文献、及び要約・自己解釈

  • 特許公開番号 2013-7853
    • 公開日 2013.1.10
    • 出願日 2011.6.23
  • 実施例1
    • 焦点距離 f=23.0mm
    • Fno. 2.56
    • 半画角 ω=31.9°
    • 像高 14.3mm
    • β= -1/8(250mm)
    • レンズ構成 5群6枚
    • 非球面 2面2枚
    • インナーフォーカス
    • 正正正の3群
  • 特許公開番号 2013-7856
    • 公開日 2013.1.10
    • 出願日 2011.6.23
  • 実施例1
    • 焦点距離 f=27.0mm
    • Fno. 1.95
    • 半画角 ω=27.3°
    • β= -1/7
    • レンズ構成 6群10枚
    • 非球面 2面2枚
    • リアフォーカス
    • 負正負の3群

GR Digital/GXRの後継より、むしろ

ペンタックスリコーイメージング以降、今までの開発計画は白紙になったと考えるべきでしょう。 GR/GXRシリーズが今後どのように展開されるのか不明ですが、もし続くとすれば、少なくともペンタックスの名前になるわけですよね。 開発計画が白紙になったと言えど、リコーの優秀な光学設計は誰しもが認めるところですし、開発期間の短縮の為にもそれをペンタックスでも活用することは有り得そうですね。

リコーのAPS-Cミラーレスは過去に19mm F2.5の特許出願がありますから、 シグマDP Merrill 3兄弟の如くレンズ一体型でシリーズ化したら面白そうです。

性能

performance
Inf Mod
23mm F2.5 2013_7853_fig02.png 2013_7853_fig03.png 2013_7853_fig04.png
27mm F1.9 2013_7856_fig02.png 2013_7856_fig03.png 2013_7856_fig04.png

左から球面収差、非点収差、歪曲、コマ収差です。 23mmは実施例によって性能が異なりますが、歪曲-10%は共通しているようですね。 27mmは、フロントコンバーター + ガウスという大口径広角レンズの基本を押さえていることもあって、性能は素直で好感を持てます。

一病息災 ~ Sigma DPシリーズ ~

一病息災とは、1つくらい病気のある方が、かえって健康に気を使いますから、長生きするという諺です。

シグマのDPシリーズは大型撮像素子+レンズ一体式の先駆けですが、それと同時に、撮像素子とレンズの合わせ込みによって撮像素子の性能を最大限に引き出すメリットを世に知らしめた先駆けでもあったと思います。 これが無ければ、今のレンズ一体式のカメラのメリットは小型化のみに集約されていたかもしれません。 シグマのFoveonはテレセンにシビアという欠点を持ったいたからこそ、かえって光学設計やマイクロレンズシフトに気を使い、結果として高画質なカメラを生み出すに至ったのですね。

ところが、シグマのFoveonは高感度に弱いという欠点を持ったいたからこそ…、とこの後には何も続きません。 GXRのコンセプトもまた撮像素子とレンズの最適化です。 GXR以外に富士写のX100やその後継もありますが、夜間でも使える汎用性の高いレンズ一体式として、ペンタックスGXR或いは新シリーズのレンズ一体式カメラは魅力がありそうですね。


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コメント 4

hi-low

高感度に弱いSigma DP/SD merrillシリーズですが、新しいモノクロ現像ならISO 1,600や3,200でも充分な画質の様ですね。全てのピクセルで実輝度情報が得られるFoveonセンサーの性質を、上手く利用していると思います。モノクロ撮影が必要な方にとっては、only oneのカメラになる可能性がありますね。

ペンタックスイメージングにも、Sigmaぐらいに尖ったカメラを作って欲しいです。アストロトレーサーのような面白い企画が通るようですので、期待しています。

by hi-low (2013-01-11 09:43) 

えがみ

> hi-low さん
モノクロならば、Foveonの色分離の悪さを無視出来ますから、高感度にも強くなるという原理ですね。
Foveonならば、カラーでありながら原理的にピュアなモノクロ画質を得られる究極の選択肢だと思います。

ペンタックスリコーイメージングは「よいカメラとは何だろう。」と発していますから、今後の展開が楽しみです。
質感だけなら真鍮製カバーを採用するMX-1が良さそうですが、レンズや画処理、ギミック的な面白みを期待したいものです。

by えがみ (2013-01-11 23:44) 

RAVEN

私はエンジニアではないので素人考えですが、、、

Foveonの3層構造の素子で、明度違いの画像を3枚作ってダイナミックレンジを拡大する、、、、、なんてのはできないのでしょうか?

素直にカラーフィルターとして使うという考え方もありますけど。
赤フィルターモード、オレンジフィルターモード、グリーン、、、、、みたいな。
RAW現像でもできることですね。
by RAVEN (2013-01-12 15:26) 

えがみ

> RAVEN さん
Foveonはシリコンの深さによって吸収する波長が異なる性質を利用したものなので、明度の差を得るのは難しいかもしれません。
高さを微妙にずらしたRGBを加えて計6層とすれば擬似的に実現出来ると思いますが、色分離があまり宜しくないのと、余計な計算が入るのとで、思ったほどの殆ど効果を得られないと思います。

by えがみ (2013-01-16 21:34) 

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リコー 23mm F2.5 APS-Cミラーレスあるいはコンデジ用レンズの特許(エンジニアの嗜み)(YOUのデジタルマニアックス dmaniax.com 2013-01-11 13:09)

エンジニアの嗜み様がRICHOが出願している、ミラーレスレンズの特許を解説されています。...

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