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Canon Tilt-Shiftレンズのアシスト機能に関する特許 [画像処理・ソフトウェア技術]

キヤノンがTS(Tilt-Shift)レンズのアシスト機能に関する特許を出願中です。 あおり量に応じてライブビューやEVFの格子線(グリッド線)の角度を変更する為、ピントの変化する方向を掴み易くするというものです。

patent:Tilt量に応じて格子線を回転表示
Tilt量に応じて格子線を回転表示 Tilt量に応じて格子線を回転表示
Tilt量に応じて格子線を回転表示

特許文献の説明・自己解釈

  • 特許公開番号 2013-81129
    • 公開日 2013.5.2
    • 出願日 2011.10.5
  • ティルトレンズに適した撮影アシスト機能
  • グリッド線を回転表示する
    • ティルトレンズの角度情報によって、格子線の角度を決定する
    • 格子線の角度は、ピントの変化する方向に合わせる為、構図を決め易い

システムに1本は必要なティルトレンズ

新たにマウントを買い足す時、ティルトレンズが用意されていないと、購入を躊躇してしまいます。 本格的にシステムを組もうと思ったら、自動的にニコンキヤノンの二択になってしまうのです。 普通絞りで構わないのであれば選択肢は無数ですが、今時は自動絞りに頼りたいものです。

ピントの変化する方向

ティルトレンズはピント合わせが面倒で、レンズのティルト量調整と、画面の複数領域の拡大表示、それからフォーカス位置を、交互に繰り返しています。 格子線の直線に沿ってピントが変化してくれたら非常に分かり易いのかもしれません。

もしキヤノンがこの特許を製品化するとしたら、ティルト量を正確に求める為に、分解能のかなり高い高価なエンコーダーを使うのでしょうか。 安いエンコーダーでも構わないのですが、分解能が高ければ、格子線の角度や収差やパース等のデジタル補正が、より正確になります。 また古い機種ですとファームウェアアップデートが必要になると思いますが、幅広い機種をサポートしてほしいものですね。

Canon 90mm F2.8 Tilt Shift Macro の特許

Zeiss Touit

少し古いニュースです。 PlanarやDistagonといった伝統的な名称に代えて、ミラーレス用のレンズ構成にTouitと名付けたのかと思いました。 フロント部分にPlanar T* 32mm F1.8と、Distagon T* 12mm F2.8があるので、そういうわけではなさそうです。

Zeissと言えど距離指標は無いのですね。 パワーフォーカスとはいえ距離指標とCPUの付いたミラーレス用レンズは、M.Zuiko DigitalED 12mm F2.0Fujinon XF 14mm F2.8R等、ごく少数です。


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MDISATOH

えがみさんお早う御座います。爺はティルト・シフトレンズを持っていません。ニコンユーザーなので、1本はPC-E NIKKORレンズを欲しいと思いますが、何れも高価なので中々買えません。
最近、ティルト・シフト機能が有る、マウントアダプターが市販されていますが、性能的にどんなものでしょうか?
by MDISATOH (2013-05-03 09:48) 

masa

Samyangから24mmティルトシフトが発売されますね。
ニコキャノだけでなくアルファも出るようです、どれぐらいの性能を持っているのか興味津々です。
by masa (2013-05-04 12:11) 

RAVEN

このアシスト機能、確かに便利そうです。
キヤノンが新しいTS-Eレンズをテストしているという噂もありますが、
例えば若干の遠近差のある2つの花にピントを合わせたい時、
それぞれの花の中心に合わせてティルト系を傾けて(時計の文字盤方向に)、それからティルト量を決めていくわけですが、このアシスト機能があれば、勘の部分をかなり助けてくれそうですね。

別のサイトにも書いたのですが、プロ用一眼に撮像面位相差AFが搭載されるようになったら、あおりレンズもAF化されるといろいろ可能性が広がるのではないかと思いますけど、いかがでしょう?
by RAVEN (2013-05-05 11:50) 

えがみ

> MDISATOH さん
ティルト付アダプタは使ったことがないので推測になります。
ティルト付アダプタは中華製しか見たことがありませんが、ただのアダプタの加工精度からすると、ティルト付アダプタは更に性能が良くないものと思われます。
Kipon社製であればギリギリ合格ラインでしょう。
従いまして、ティルトレンズをどの程度必要とされているかによって、判断して頂くのが宜しいかと思います。

お遊び程度ならティルト付アダプタ、他にレンズベビーなんてものもあります。
本格的なものが欲しいならニコンやキヤノン、或いはシュナイダーのティルトレンズになります。

焦点距離が24mmで宜しいのでしたら、masaさんも紹介しておられる、韓国Samyang社製のティルトレンズに世間の注目が集まっています。
同じ予算でしたら中古で、旧PC85mmや、キヤノンFDマウントのTSレンズ+アダプタ+ミラーレスという候補もあります。

by えがみ (2013-05-06 20:28) 

えがみ

> masa さん
何故か海外のレンズメーカーって、全マウント用意しますよね(語弊がありますが)。
CPUを内蔵せずバヨネットとフランジ変更だけで済むからなのか、少しでも数を捌きたいからなのか、それは不明ですけど。

35mm F1.4といい、Samyangは評判が良いですね。
TS 24mm F/3.5 ED AS UMCは普通絞りですか。
出来れば自動絞りが良いのですが、価格を考えると致し方ないでしょう。

by えがみ (2013-05-06 20:32) 

えがみ

> RAVEN さん
あおりレンズのAF化は、開発リソースを投入した割には大した成果物を得られない結果になると思います。

先ず問題になるのは次の4項目です。
1. ティルトによってテレセン性が悪化すること
2. 実現可能なAF機能の内容
3. ティルトを使わずとも、簡易な方法で同様の効果を実現出来ること
4. 需要と開発リソースの兼ね合い

1は言わずもがなですね。

2について。
ティルトシフトの目的は、パンフォーカスの実現です。
(他にパースの補正や、敢えてアウトフォーカスを作ること等、色々ありますが)
従って、ある一点だけAFで合焦させても、ティルト量が適切でないと、理想画像を得られないことになります。
それを自動で行うには、ティルト・シフトの電動化が必要になりますが、とても大掛かりなレンズになってしまいます。
現実的なのは、合焦状態をアシスト表示し、ユーザーがそれを見ながらティルト量を調整する、中途半端な機能ではないでしょうか。

軽量で小さなレンズだけでティルトを行え、しかも性能の良い光学系を新たに考案する必要があります。


3
背面LCDのタッチパネルでピントを合わせたい部分と、合わせたくない部分をタッチしたら、フォーカスブラケットによる深度合成や光照射野技術で、所望する画像を得られる仕組みが、遅かれ早かれ登場するでしょう。
フォーカスの指定が単純であれば、既存のミニチュアライズ・ジオラマ撮影で十分です。
パースの補正は勿論デジタルです。


4
ティルトレンズの需要が元々少ないのか、高価である為に誰も買えないのか、MFである為に敷居が高いのか、統計データが必要です。
需要があれば開発リソースを投入する価値がありますが、大半の方は3で挙げた構成で満足する可能性があります。

by えがみ (2013-05-06 20:41) 

rappi

キヤノンのティルトレンズ、いつかは使ってみたいと思っています。
高額なので小遣いがたまるまで我慢しないと買えませんが。^^;
by rappi (2013-05-06 21:02) 

えがみ

> rappi さん
小遣いが貯まる前に他のことに使ってしまって振り出しに戻ることが多そうです(笑
そろそろミラーレスでもティルトレンズを用意してほしいものです。

by えがみ (2013-05-06 21:26) 

MDISATOH

えがみさんお早う御座います。
この頃、μ4/3ミラーレスレンズが増えてきているので、パナソニック
かオリンパスがティルトレンズを発売して貰うまで爺は待つ事にします。PC-E NIKKORは何れもドデカイく重いのでコンパクト化を最優先にして貰いたいです。出来れば、焦点距離12mm(35mm換算:
24mm)位にして貰いたいです。
by MDISATOH (2013-05-12 08:37) 

えがみ

あおり機構は肥大化しがちなので、小型化を期待するのであれば何かを犠牲にする必要があります。
Webサイトをご覧頂ければ、鏡筒のシルエットが、光学系に対しかなり大きいことがお分かり頂けるかと思います。
ニコン、キヤノンはそれでも小型な方で、あおりの自由度が大きいシュナイダーは2倍近い重量になっています。

また撮像素子が小さいと、焦点深度を狭くしないと焦点面を操作する醍醐味を味わえませんから、中判だとF5.6、フルサイズだとF2.8、4/3"だとF1.4くらいが理想だと思います。
F1.4で光軸を傾けるのは何かと問題があるので、換算24mmならばティルトを外しシフトのみに特化させる方が良いでしょうね。

撮像素子が小さいからといって、ストロボの発光面もスケールダウン出来ないのと似ています。
もし小型化したティルトの可能性があるとすれば、ボケ強調等の画処理や、光照射野技術の併用だと思います。

by えがみ (2013-05-12 20:07) 

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