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Nikon 70-300mm F4-5.6(1")の特許 [光学技術・レンズ設計]

ニコン70-300mm F4-5.6特許を出願中です。 1"の撮像素子に対応する換算190-810mm相当の超望遠ズームレンズで、EDガラスと蛍石をふんだんに使った豪華な設計のようです。

1Nikkor 70-300mm F4-5.6 FL

patent embodiment1: 70-300mm f/4-5.6 FL (1")

1Nikkor 70-300mm F4-5.6 FL

左から順に、球面収差、非点収差、歪曲、コマ収差、下は倍率色収差。

特許文献の説明・自己解釈

  • 特許公開番号 2013-210475
    • 公開日 2013.10.10
    • 出願日 2012.3.30
  • 実施例1
    • 焦点距離 f=72.10-135.70-291.00mm
    • Fno. 4.13-4.5-5.77
    • 画角 2ω=13.0-6.9-3.2°
    • 像高 Y=8.19mm
    • 全長 229.4-235.8-234.5mm
    • レンズ構成 13群20枚
    • EDガラス 6枚
    • 蛍石 3枚

ニコン1に幾らまで出せるか

冗談かと思うような硝材の使い方ですね。 蛍石や蛍石相当(FLDやXLD)の硝材を惜しみなく使うメーカーはシグマだけだと思っていました。

FX用のAF-S 70-300mmニコン1に使う方法もありますが、敢えて同じスペックで挑戦するということは、特許申請の光学系にはそれだけ意味があるのでしょう。 ニコン1は画素ピッチが狭い分だけ高精度な設計と製造が要求されますから、高価になっても致し方ないですね。 190-810mm F4-5.6と考えれば、お買い得かもしれません。

撮像素子が小さいと廉価機に見られがちですが、重要なのはそのカメラが出力する画像のクォリティやその他付加価値であって、撮像素子の大きさではありません。 少し前まではM4/3の画質やAFレスポンスに満足しない方も多かったかと思いますが、最近は変わってきました。 M4/3に42.5mm F1.2や40-150mm F2.8等の高級レンズが増え、その存在も疑問視されませんから、レンズを投資するに値する規格になったということでしょう。

ということはニコン1も同じで、何年か先には光学系サイズを含む総合力で有利になるかもしれません。 2020年の東京オリンピックでは、FX用の800mm F5.6ではなく、 70-300mm F4-5.6 FLを装着したニコン1が並ぶのかもしれませんね。

Sony α7/α7R

デザインの良し悪しはともかく、第一弾としては最大公約数的な大きさに収まりましたね。 GH3やE-M1のような本格撮影モデルだと携帯性重視の方に不評で、GX1やNEX-5系のようなEVF無しモデルだとファインダー派の方に不評ですから。


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hi-low

D4の仕様を見ると報道用には16Mピクセルで充分なようですので、AF追従での連写速度からすると、既に14Mピクセルになっているニコン1が野外スポーツの撮影には適しているのかもしれません。
CXセンサーのピクセルピッチは既に3 um以下で、ほぼF4レンズの理論的な結像スポットサイズなので、高性能レンズは必須ですね。
結局、高画質を求めると、センサーサイズに関わらず光学系は大きくなってしまいます。
by hi-low (2013-10-16 12:21) 

toshi

報道用ということで考えると、16Mすら必要ありません。むしろ、暗いところでも速いシャッターを切りたいとか、悪天候の中でも耐えてくれるとか、多少雑に扱っても壊れない、膨大な連写にも耐えるといった要求のほうが強いと思います。あとは、カメラとしての基本性能であるフォーカスの速度と精度、バッテリーの持ち、最近では、速報性ということでのネット連携でしょうか。こうした要求をどこまで満たすか、もしくは妥協を引き出すかだと思います(最近のネットメディアでは、iPhoneで撮ってそのまま使うという記者さんも増えています)。

Sony α7/α7Rは、その実績が出るまで様子見でしょうか。デザインは、はっきり言って好みではありませんが、Eマウントとフルサイズという規格がどこまで使えるのか興味があります。根拠のない単なる憶測ですが、特に純正レンズ以外をマウントアダプタ経由で使ったときなどは(補正が難しそうなので)周辺光量はかなり落ちそうな気がするのですが、実際にはどうなのか、とか。

そんなこんなをいろいろ考えてみると、実は、APS-Cって、すごくいい規格なんじゃないかと思えてきました。^^;

でもまぁ、カメラが好きな人にはいい時代なのかもしれませんね。こんなに多様なカメラが数多く生み出されるのは、デジタル化の大きなメリットだと思います。;-)
by toshi (2013-10-16 17:52) 

えがみ

> hi-low さん
D4の性能からすると野鳥やスポーツ、航空撮影にも好適なので、16MPが現状の最適解だと思います。
RX10も発売されましたが、レンズ一体式とはいえ換算24-200mm F2.8までなら、1型だと手頃な大きさになりますね。


> toshi さん
報道と一括りには出来ず、被災地ではD4、室内でインタビューならiPhoneといった使い分けでしょうか。
iPhoneで十分と考えてしまったメディアは、自分達で報道(写真に)出来ない記事があることに、後で気付くのではないかと思います。

仰る通り、α7/α7Rをマウントの母艦と考えてらっしゃる方を大勢見掛けますが、オールドレンズの使用は困難の可能性があります。
画素ピッチがα7Rより細かいとはいえ、NEX-7の周辺はかなり問題になりましたね。
画素ピッチに余裕のあるGXR Mでさえ、マイクロレンズシフトしてくらいですから。

by えがみ (2013-10-18 07:49) 

ポロ&ダハ

70-300mm/F4-5.6というとスペック的には廉価版に思えてしまうので、
F4通しぐらいにしても良いのではと思いますけど、難しいんでしょうかね。
APS-Cサイズ用にも解像度を1.5倍にした超望遠ズームがあればと思っていたのですが、1インチだと2.7倍解像度をUPしてもらわないとダメなので、製造の際の精度が問題になってくるでしょうね。
フォーサーズ用の150mm/F2、90-250mm/F2.8、300mm/F2.8はライカ判サイズの望遠レンズより製造がたいへんみたいですから、このレンズも匠の技が必要になるんでしょうね。
by ポロ&ダハ (2013-10-25 17:43) 

えがみ

> ポロ&ダハ さん
私も安っぽいと思いました。F値据え置きで望遠側が400mmなら途端に高級レンズになるんですが。

撮像素子が小さいと望遠に有利という意見もありますが、精度の問題があるので、結局は相殺されてしまいますね。
望遠に有利だと喜ぶ方が多いですが、彼ら彼女らを喜ばしたその小さなカメラは、ライカ判の大砲レンズ並みの性能を持っているわけではないのです。
最適解ではないですが、一眼レフのレンズを高精度で作って更に画素ピッチを細かくし、トリミングを前提とした望遠システムがあっても良いと思います。

by えがみ (2013-10-26 00:20) 

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