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Canon 17-55mm F3.5-5.6の特許 [光学技術・レンズ設計]

キヤノン17-55mm F3.5-5.6特許を出願中です。

Canon EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM

patent embodiment2: EF-S 18-55mm f/3.5-5.6 STM

Canon EF-S 17-55mm F3.5-5.6 IS STM

patent embodiment3: EF-S 17-55mm f/3.5-5.6 STM

特許文献の説明・自己解釈

  • 特許公開番号 2014-21258
    • 公開日 2014.2.3
    • 出願日 2012.7.18
  • 実施例2
    • ズーム比 2.92
    • 焦点距離 f=18.50-32.89-54.00mm
    • Fno. 3.49-4.39-5.80
    • 半画角 ω=36.44-22.55-14.20°
    • 像高 Y=13.66mm
    • レンズ全長 119.77-110.06-120.23mm
    • BF 37.98-52.51-74.3mm
  • 実施例3
    • ズーム比 3.09
    • 焦点距離 f=17.50-32.05-54.00mm
    • Fno. 3.47-4.38-5.80
    • 半画角 ω=37.97-23.08-14.20°
    • 像高 Y=13.66mm
    • レンズ全長 119.55-108.81-118.68mm
    • BF 36.59-51.53-73.93mm
  • キヤノンの特許
    • 負正負正の4群ズーム
    • インナーフォ-カス (第3群)
    • 第4レンズ群は防振にも使用可能

他社と同じ画角になった

キヤノンのAPS-Cセンサーは他社より一回り小さいのです。 にも関わらずキヤノンの一眼レフ入門機に付属するキットレンズは、他社と同じ焦点距離の18-55mmなので、広角側の画角が少し狭いのです。

逆に望遠が強く必ずしもデメリットではないのですが、なんだか損をした気分です。 実施例3のスペックは17-55mmなのでようやく他社と同じ土俵に立てましたね。

performance
18-55mm 17-55mm
Canon EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM Canon EF-S 17-55mm F3.5-5.6 IS STM

左から順に、球面収差、非点収差、歪曲、倍率色収差。上から順に広角、望遠。

動画対応のキットレンズ

一眼レフのキットレンズは前群繰り出しが多く動画には不向き、ミラーレスのキットレンズはインナーフォーカスやリアフォーカスが多く動画向きです。 両者は立ち位置が全く異なりますね。 ところが最近は、ミラーレスで主流となっている技術を一眼レフで取り入れることがあり、D3300のキットレンズは沈胴式になりました。

特許申請のレンズも一眼レフでの使用を想定しながらも、インナーフォーカスを採用しました。 実施例2と3はレンズ構成が10群10枚で、片面非球面を1枚採用。 他の実施例は18-50mmなので割愛します。 キヤノンのEOS入門機の次機種は動画との親和性がより高まるのかもしれませんね。


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コメント 3

FT

キヤノンの18-55mmはすでにSTM化と同時にインナーフォーカスになっていますね。
そのせいか従来の繰り出し式のものと比べてレンズ枚数が増えて若干長く・重くなっていますが……

そういえば、このステッピングモーターもミラーレスで一般的だった技術を取り入れたものですね。
by FT (2014-02-05 10:12) 

starwars

ニコンの一眼レフ用なのに沈胴式というレンズには
驚きました。
by starwars (2014-02-05 19:54) 

えがみ

> FT さん
そうでした。キットレンズも既にSTMでしたね。
とすると18-55mm STMを設計する時に同時に検討されたのでしょうね。
ご指摘有り難うございます。

全長の増大がIF式の欠点なのですが、防滴防塵性も高め易いですしトレードオフなのでしょう。


> starwars さん
一眼レフはカメラ本体が大きいので、沈胴式レンズは焼け石に水だと思います。
が、無いよりはマシなので良いのかもしれません。

by えがみ (2014-02-06 01:03) 

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