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Canon UV-RGB-IRの5層センサーで肌の質感を改善する特許 [半導体・エレクトロニクス技術]

キヤノンが紫外光、青、緑、赤、赤外光の5層センサーで肌の質感を改善する特許を出願中です。

Canon UV-RGB-IR Multi-Layer-Imager

5層センサー:紫外光、青、緑、赤、赤外光

Canon UV-RGB-IR Multi-Layer-Imager

従来:全体的にコントラストの低い肌再現

Canon UV-RGB-IR Multi-Layer-Imager

特許技術:シワやシミのみを消す

特許文献の説明・自己解釈

  • 特許公開番号 2014-103644
    • 公開日 2014.6.5
    • 出願日 2012.11.22
  • キヤノンの特許
    • 可視光を得る
    • 紫外光を得る
    • 赤外光を得る
    • 肌領域を抽出する
    • 可視光の肌領域と、紫外光の肌領域の差分から画像を補正する
    • 赤外光の信号値が高い部分を、肌領域と見なす

ポートレートならキヤノン

キヤノンのカメラは人物がきれいに写りますよね。 しかし解像感の不足を感じていた方も少なからずいるでしょう。 肌のシミやシワはコントラストが低く抽出が難しいので、シミやシワを消すには全体のコントラストを下げなければならず、のっぺりした画像になってしまうようですね。

キヤノンの特許申請は、赤外光の画像から肌領域を、紫外光の画像からシワやシミを抽出し、立体感を損ねずにシワやシミを消せるようです。 赤外光をそのまま使うと、木の葉が肌として検出されてしまうので、顔認識を併用した方が良いですね。 因みに特許申請は、5層センサーの製造に関する内容ではなく、5層センサーの存在を前提とし、5層センサーの活用方法に関するものです。

最近では人物の色再現に定評のある富士フイルムがミラーレスに力を入れ、ニコンはD4S以降で肌色が改善したようです。 人物撮影をするからといって特定のメーカーを選ぶ時代ではないので、キヤノンも次の一手を打つのかもしれませんね。


タグ:Canon FOVEON imager
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コメント 9

ヌルポン

緑色のフィルター使ってた。
お肌専用のフイルムもあった。

一番下に赤外光・・・
赤外光反射吸収ローパスはなしかな
熱線は別ですか?

by ヌルポン (2014-06-27 16:01) 

hi-low

この特許申請は、非ベイヤー型カラーフィルターアレイにも適用できますね。

DxO Markの測定結果などを見ると、キヤノンは、トーンの連続性を保てる範囲にセンサーのダイナミックレンジを収めているように思えます。実用的には正しい判断ですが、スペック好きな方には理解され難いでしょうね。
by hi-low (2014-06-27 18:40) 

akabe

データ量が六割増えますが、キヤノンセンサーの読み出しは縄文時代のものですから対応が難しいではと思います。裏を返せば高速読み出し技術を確立している(見通しがある)と見ても良いでしょうか?

個人的に判定は画像識別でやるべきだと思います(赤外線情報も参考になりますが)。高画素数AEセンサーを使って。
by akabe (2014-06-28 00:58) 

taro-u

難しいですね。フィルム時代が懐かしい。
by taro-u (2014-06-28 10:05) 

プロミネント

これは改善ではなく改竄ですよ。シミ・シワであろうとも、そこにあるものを写さないのは真実を写しとる写真ではなくなります。写嘘か写偽です。
こんなことはセンサーレベルではなく、フォトショのように後処理にすべきです。
by プロミネント (2014-06-28 18:40) 

えがみ

> ヌルポン さん
ASTIAは生産中止になってしまいましたね。
IRCFがないとRGB層で得られる電荷に影響を与えるのではないかと思いますが、うまくやってくれるものと思います。


> hi-low さん
非ベイヤが一番良いですね、折角の多層なので。

DxO Markが流行ると、メーカーは高いセンサースコアを狙い、ユーザーは自分の目ではなくセンサースコアで画質を判断する可能性があるので、ちょっと危険です。
キヤノンもどんな絵が良いのか啓蒙してほしいものです。


> akabe さん
特許が登録されれば、出願から20年は特許を主張出来るので、読み出し速度は大きな問題にはならないと思います。
仰る通り、何が赤外線に反応するか大抵の方は分からないと思うので、バグを生みそうな気がします。


> taro-u さん
コメントありがとうございます。
ますます複雑化していきますね。


> プロミネント さん
美肌モードの類をハードウェアで実現するのですから、仰る通り、真実を写すカメラではなくなります。
しかしハードウェアで扱う波長が増えるだけで、特許申請にあるソフトウェア処理を行わないという選択肢もあるので、ユーザーが選べるようにすれば良いと思います。

by えがみ (2014-06-28 21:03) 

toshi

最近流行の「超解像技術」では、このようなことが出来そうですし、やっているような気もします。以前、FinePixの超解像を試したところ、本来無いはずの線が出たりして悩ましかったです。結局、超解像は使わずにOFFのまま使っています。
by toshi (2014-06-29 13:27) 

RAVEN

極端な言い方かもしれませんが、同じ対象を見ても、他の人が私と同じ色を認識しているのか、私には分かりません。
人間と同じように「見る」センサーは、まだ存在していないのではないかと思っています。
その意味で紫外線や赤外線までを含めて色調整ができるセンサーは、科学的な検証写真を撮るという意味でも意義があると思います。

銀塩時代の話ですが、同じフィルムを同じ露出データで撮影しても、ライカのレンズを使うとニコンを使った場合よりも半段ほどアンダーに写りました。
当初は単に設定の問題かと思いましたが、同じ風景を撮影してもライカレンズの方がニコンよりも空の青が濃く写っていることに気づきました。
そこで推定したのは、ニコンのレンズの方がライカレンズよりも青から紫外線にかけての波長をより多く感光に使っているのでは? ということでした。
その後、ヘールボップ彗星を撮影したとき、ニコンのレンズではイオンテイルが青く写ったのに対し、ライカレンズではテイル自体がほとんど写らなかったことから、この想像は確信に変わりました。

つまり何が言いたいのかといえば、私が挙げたのはレンズコーティングの例ですが、現在のCMOSが我々の見ているものを忠実に再現しているとは限らず、場合によっては肉眼では見えていないファンデーションの下の肌のシミ、または表皮の下のメラミンまで描き出している可能性もあると思うのです(それを検証したことはありませんが)。
油絵などの複写の場合には、下塗りに使われた絵の具に含まれる金属の影響が画像の色に影響を与え、肉眼で見る色と全く違ってしまうというような例は多いと聞きます。
もし肉眼では見えないシミまで、紫外線が画像上に描き出しているとすれば、紫外線が描き出した人間の目には見えない、あるいは見せたくないシミを減算処理するのを否定しなくてもよいのでは? と私は思います。

ここではポートレイトのみが取り上げられており、人物をほとんど撮らない私には関係がなさそうですが、可視光外のより広い帯域の光を使えて制御できるということは、カメラの中に多くの種類のSCフィルターを内蔵しているようなものです。
えがみさんの仰るように制御するかしないかを撮影者が選択できることが重要だと思います。
白黒写真や科学写真、、、特に天体写真を撮影する人などは大いに興味を持つのではないでしょうか?
暗黒星雲に隠された星を、個人でも撮影できるようになれば夢のようでしょうね(このセンサーでできるとは限りませんが)
by RAVEN (2014-06-30 17:12) 

えがみ

> toshi さん
ソフトウェア処理に頼る面も多いですから、バグもありそうですね。
OFFとONのブラケットが必要になりますね。


> RAVEN さん
詳細なコメント有り難うございます。

仰る通り人によって見え方は違いますね。
ラボに出してプリントしても、人によっては色がおかしいと判断するでしょう。

メーカーによって明るさが違うのはT値かと思いましたが、透過させる波長が異なることは有り得そうですね。
昔のレンズでも透過波長域が異なるという理由で使っても良さそうです。

最近少々多忙で記事の文章は短めで特に書きませんでしたが、ポートレートだけでなく、ゴミ検出に使う等、用途は沢山あります。
白黒写真や科学写真もそうですし、実現の方向に進んでほしいものです。

by えがみ (2014-07-01 21:23) 

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