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Canon 180mm F3.5 Macro DOの特許 [光学技術・レンズ設計]

キヤノン回折光学素子(DOE)を使用した180mm F3.5マクロの特許を出願中です。

performance
0.5x 1.0x
Canon EF180mm F3.5L Macro DO USM Canon EF180mm F3.5L Macro DO USM Canon EF180mm F3.5L Macro DO USM

左から順に球面収差、非点収差、歪曲、倍率色収差。

特許文献の説明・自己解釈

  • 特許公開番号 2014-137484
    • 公開日 2014.7.28
    • 出願日 2013.1.17
  • 実施例1
    • 焦点距離 f=180.00mm
    • 撮影倍率 ∞ 0.5x 1.0x
    • Fno. 3.50-4.50-5.20
    • 半画角 ω=6.85°
    • 像高 21.64mm
    • レンズ全長 202.38mm
    • BF 52.18mm
    • 前玉有効径 58.18mm
    • レンズ構成 8群12枚
    • 非球面 1面1枚
    • DOE 1面
    • 正負絞正正の4群構成
    • インナーフォーカス

キヤノンの特許

いつもは記事冒頭にレンズ構成図を載せますが、今回は特別です。 先ず現行のEF180mm F3.5L マクロ USM

現行品は12群14枚のレンズ構成で、特に前群に硝材がぎっしり詰まっています。 さぞ写りが良いのでしょうね。

次にキヤノンの特許申請の光学系です。

Canon EF180mm F3.5L Macro DO USM

embodiment1: 180mm f/3.5 Macro DO

レンズ構成が8群12枚となり、特に前群がシンプルになっています。 DOEを用いると少ないレンズ枚数で収差を軽減出来るからなんですね。 さぞかし軽いのでしょう。 正負絞正正の4群構成で、インナーフォーカス、前玉有効径は58.18mm、1枚以上のUDレンズ、そして新たに非球面が1面1枚使われています。

また現行品の全長は186.6mmですが、特許申請の実施例1は約16cm(≒202.38-44)が見込まれ、全長の短縮にも成功しています。 前群の硝材の少なさと相まって重心がカメラ側に移動し、数値以上に軽快さを体感出来そうですね。


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コメント 2

hi-low

開放F値が大きな望遠光学系なら、フレアの心配なくDOEを前群に入れられるのでしょう。キヤノンには、DOE使用光学系の製品をそろそろ出して欲しいですね。
by hi-low (2014-07-30 00:00) 

えがみ

> hi-low さん
DOEの特許申請を見る度にフレアの心配をしてしまいます。
おそらくDOEを使った次の製品は話題性も凄いでしょうから、慎重にならざるを得ないと思います。

by えがみ (2014-07-30 22:41) 

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